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■学術論文
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【論文名】
Goto A, Takahashi Y, Kishimoto M, Nakajima Y, Nakanishi K, Kajio H, Noda M: A case of fulminant type 1 diabetes associated with significant elevation of mumps titers.
Endocr J 55(3): 561-564, 2008
【日本語抄録】
劇症1型糖尿病の病因についてはウイルス感染やT細胞性自己免疫の関与の報告があるが未だ不明である。今回、我々はムンプスウイルス感染により発症した劇症1型糖尿病を経験したので報告する。症例は56歳男性。2006年4月18日より倦怠感著明となり、20日には意識障害も出現し、当院救急搬送された。搬送時、血糖 766mg/dl,HbA1c 7.1%であり、血清アミラーゼ 2461IU/l,尿ケトン体強陽性、動脈血ガス分析上著明な代謝性アシドーシスを認め、糖尿病性ケトアシドーシスと診断。絶飲食、生食大量輸液および速効型インスリン持続静注により速やかに血糖値、pH及び血清アミラーゼ値は改善した。内因性インスリン分泌能は尿中Cペプチド 7.7μg/day,空腹時血中Cペプチド 0.1ng/mlであり、グルカゴン負荷6分後 0.3ng/mlとインスリン分泌能は著しく低下し、膵島関連自己抗体はいずれも陰性であった。以上より劇症1型糖尿病と診断した。各種ウイルス抗体価を測定したところ、ムンプスIgGペア血清のみで有意な上昇を認め、劇症1型糖尿病の病因としてムンプスウイルス感染の関与を示唆する貴重な症例と考えられた。
【リンク先】
PubMed
Internal Medicine
Goto A, Takahashi Y, Kishimoto M, Nakajima Y, Nakanishi K, Kajio H, Noda M: A case of fulminant type 1 diabetes associated with significant elevation of mumps titers.
Endocr J 55(3): 561-564, 2008
【日本語抄録】
劇症1型糖尿病の病因についてはウイルス感染やT細胞性自己免疫の関与の報告があるが未だ不明である。今回、我々はムンプスウイルス感染により発症した劇症1型糖尿病を経験したので報告する。症例は56歳男性。2006年4月18日より倦怠感著明となり、20日には意識障害も出現し、当院救急搬送された。搬送時、血糖 766mg/dl,HbA1c 7.1%であり、血清アミラーゼ 2461IU/l,尿ケトン体強陽性、動脈血ガス分析上著明な代謝性アシドーシスを認め、糖尿病性ケトアシドーシスと診断。絶飲食、生食大量輸液および速効型インスリン持続静注により速やかに血糖値、pH及び血清アミラーゼ値は改善した。内因性インスリン分泌能は尿中Cペプチド 7.7μg/day,空腹時血中Cペプチド 0.1ng/mlであり、グルカゴン負荷6分後 0.3ng/mlとインスリン分泌能は著しく低下し、膵島関連自己抗体はいずれも陰性であった。以上より劇症1型糖尿病と診断した。各種ウイルス抗体価を測定したところ、ムンプスIgGペア血清のみで有意な上昇を認め、劇症1型糖尿病の病因としてムンプスウイルス感染の関与を示唆する貴重な症例と考えられた。
【リンク先】
PubMed
Internal Medicine
