■学術論文

【論文名】
Goto A, Takahashi Y, Kishimoto M, Tanabe A, Kajio H, Hasuo K, Noda M: Hypopituitarism caused by bilateral internal carotid artery aneurysms with a carotid-cavernous fistula.
Intern Med 47(8): 815-6, 2008

【日本語抄録】
症例は80歳女性。倦怠感と意識障害にて当院入院した。3次元頭部CTと頭部MRI撮影で、トルコ鞍内とトルコ鞍上に位置する巨大な両側性内頸動脈瘤が認められた。更に造影CTにより、左側動脈瘤は後方で下錐体静脈洞へ連続し、頸動脈海綿静脈洞瘻を形成していることが明らかとなった。内分泌学的な精査では、プロラクチンの軽度上昇を伴った下垂体機能低下を呈しており、両側性内頸動脈瘤による下垂体茎部の圧迫によるものと思われた。本例は4年前の無症状時に撮影した頭部MRIにおいても両側性内頸動脈瘤を認めており、4年間無症状で経過したのは、左側頸動脈海綿静脈洞瘻形成により除圧され、下垂体機能が残存し症状が顕在化しなかったものと考えられた。

【リンク先】
PubMed
Internal Medicine